中央エコアクト(事業所用)
現在の参加事業所数 101事業所
ペンギン
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東京都中央区の事業所向けの事業です。

エネルギー消費量等の記録

私たちの生活や事業活動には、電気・ガス・水道が欠かせません。一方で、これらを使うことは、二酸化炭素(CO2)を排出することにもつながるため、使いすぎると地球温暖化を加速させてしまいます。


電気、ガス、水道の使い過ぎが地球温暖化を加速させる理由
項目
地球温暖化を加速させる理由(主なもの)
電気

多くの電気は、天然ガスや石炭、石油等を燃やすことで生み出されており、これらを燃やす際にCO2が排出されます。

ガス

事業所で消費する都市ガスやLPガスを燃やす際にCO2が排出されます。

水道

事業所に水道水を供給するまでに、原水の汲み上げやろ過などの様々な工程で電気が使用されます。

水道水を使用した後、排出される下水を処理する際にも、様々な工程で電気が使用されます。

私たちは、日々の生活や事業活動で「省エネ」に取り組み、電気、ガス、水道を使いすぎないように注意する必要があります。そのための第一歩として、普段の使用量を把握することが重要です。検針票を見ながら、毎月の電気、ガス、1カ月おきの水道の使用量を記録してみましょう。自動的に月ごとのエネルギー消費量やCO2排出量が算出され、「中央エコアクト」に参加する前と比較することができます。また、記録し続けることで、使用量やエネルギー消費量の推移を確認できるようになります。

《より知識を深めたい方へ》

コラム ~エネルギー消費量とCO2排出量について~

電気やガスを使用すると、部屋を明るくしたり、暖めたり、物を動かしたりするためのエネルギーを得ることができます。「中央エコアクト」では、このエネルギーの大きさを表すために、MJ(メガジュール)という単位を使っています。1MJは、消費電力1,000Wの電気ストーブを1,000秒(16分40秒)使った時のエネルギー消費量に相当します。

また、同じエネルギー量を得る場合でも、電気やガスの種類によって排出されるCO2の量が変わります。一般的に、CO2排出量は、g(グラム)やkg(キログラム)など、重さの単位で表されます。

中央エコアクトでは、電気やガスの種類に応じて、下記の数字を使ってエネルギー消費量とCO2排出量を算出しています。

日々の生活でどのくらいCO2を排出しているか、是非グラフで見てみましょう。

〔計算式〕

エネルギー消費量 = 使用量 ×(A)単位使用量あたりのエネルギー消費量

CO2排出量    = 使用量 ×(B)単位使用量あたりのCO2排出量

電気、ガスの種類別のエネルギー消費量とCO2排出量
項目
種類
(A)単位使用量あたりのエネルギー消費量
(B)単位使用量あたりのCO2排出量
電気 一般的な電気
3.6
MJ/kWh
0.457
kg/kWh *1
再エネ100%電気
0.000
kg/kWh
ガス 都市ガス
43.3
MJ/m3 *2
2.160
kg/m3 *2
LPガス
103.9
MJ/m3 *2
6.21
kg/m3 *2
*1:東京電力エナジーパートナー株式会社の2022年度の基礎排出係数を使用した。
*2:「地球温暖化対策の推進に関する法律」に従った計算方法により算出した。なお、都市ガスは、今後、ガス事業者別の係数が公表される予定であるが、令和6年4月10日時点ではまだ公表されていないため、暫定的に昨年度と同じ値を使用した。

水道を使用してもエネルギーを得ることはできませんが、水道水を供給するまでの工程や、下水を処理するまでの工程でたくさんのエネルギーが消費されるため、水道を使用することは、間接的にCO2を排出することに繋がります。

中央エコアクトでは、下記の数字を使って水道の使用にともなうCO2排出量を算出しています。

〔計算式〕

CO2排出量 = 使用量 ×(A)単位使用量あたりのCO2排出量

水道のCO2排出量
項目
種類
(A)単位使用量あたりのCO2排出量
水道
上水道
0.266
kg/m3
下水道
0.400
kg/m3
合計
0.666
kg/m3
注:「総量削減義務と排出量取引制度におけるその他ガス排出量算定ガイドライン」(令和3年4月 東京都)に記載された値を使用した。