国は今年の2月に、気候変動による影響を整理した「第3次気候変動影響評価報告書」を公表しました。
この報告書では、全7分野80項目について影響を整理しており、「重大な影響が認められる」又は「特に重大な影響が認められる」と整理された項目は、52項目(65%)となりました。また、今後気温が3~4℃上昇すると、これが72項目(90%)に増加すると予測されています。
このように、気候変動は多くの分野や人々に影響を及ぼすことから、二酸化炭素(CO2)を始めとした温室効果ガスの削減に取り組むとともに、既に生じ始めている影響へ対応することも重要となっています。
改めて地球温暖化対策の重要性を振り返り、脱炭素経営や様々な活動への参加等に挑戦してみましょう!
【特に優先的に対応が必要な項目(一部抜粋)】
■農業・林業・水産業
水稲:コメの収量・品質低下
果樹:ミカン・リンゴ等果樹の栽培適地の変化
農業生産基盤:大雨による農地・農業設備への被害
沿岸域・内水面漁場環境等:海水温の上昇によるワカメ等の不漁
■水環境・水資源
水供給(地表水):渇水の増加・農業用水等の不足
■自然生態系
亜熱帯:珊瑚の白化現象の頻度増加
温帯・亜寒帯:海藻等の分布域の縮小・北上
分布・個体群の変動:生物の分布域の変化
■自然災害・沿岸域
洪水:洪水の発生地点数の増加
内水:内水氾濫の可能性の増加・浸水時間の長期化
土石流・地すべり・土砂流出等:時間降水量の増加による土砂災害発生件数の増加
■健康
暑熱:気温上昇に伴う、熱中症による救急搬送者数・死亡者数の増加や循環器系疾患等での死亡率・入院・救急搬送者数の増加
■産業・経済活動、国民生活・都市生活
インフラ・ライフライン等:大雨・台風等による電気・ガス・水道などのライフラインの寸断
出典:第3次気候変動影響評価報告書(概要資料)
画像:第3次気候変動影響評価報告書(概要資料)



