中央エコアクト(事業所用)
現在の参加事業所数 107事業所
ペンギン
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東京都中央区の事業所向けの事業です。
中央エコアクト(中央区版二酸化炭素排出抑制システム)参加者募集中
 地球温暖化がこのまま進んでしまうと、気温の上昇だけではなく、食糧不足や異常気象の頻発などの様々な影響が深刻化し、未来の子どもたちにみどりあふれる豊かな地球ほしを残すことができません。
 地球温暖化を止めるためには、毎日の生活から排出される二酸化炭素(CO2)をできるだけ早く減らしていくことがとても重要です。
 そこで「中央エコアクト」では、事業者の方々の負担にならずに簡単に省エネに取り組めるように、ランクごとに受けられる参加メリットを用意しました。未来の子どもたちのためにもまずは、「中央エコアクト」に参加して、身近なところからできる地球温暖化対策に取り組んでみませんか?

お知らせ お知らせ一覧

2024-12-26
【環境コラム】2024年を振り返って

2024年も残りわずかとなりました。1年を振り返り地球温暖化に関するニュースを3つ取り上げて紹介します。

①   史上最も暑い年
 欧州連合(EU)の気象情報機関は12月9日、「2024年は世界で観測史上最も暑い年」となる見通しを発表しました。また、産業革命前(1850~1900年)と比べ、気温の上昇が初めて1.5℃以上となることも確実と言われています。2015年に採択された「パリ協定」では、「気温の上昇を産業革命前と比べて1.5℃に抑える努力をする」という目標が掲げられており、私たちはより一層、温室効果ガス(CO2など)の削減に取り組んでいく必要があります。

②   COP29開催
 11月に、アゼルバイジャンで国連気候変動枠組条約第29回締約国会合(COP29)が開催されました。途上国向けの気候変動対策資金として、2035年までに先進国が主導して年間3000億ドルを拠出することで合意しましたが、拠出額などを巡り先進国と途上国との間のあつれきも表面化しました。地球温暖化の進行は、このようなあつれきを生みだす要因ともなっています。

③   日本の削減目標
 環境省と経済産業省は12月24日、「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロ」とするための「地球温暖化対策計画」の改定案をとりまとめました。この改定案には、温室効果ガスの排出量を2023年度と比べ2035年度に60%、2040年度に73%削減する目標が盛り込まれました。これらの目標を達成するために、私たち一人ひとりが取り組んでいく必要があります。

 2024年も昨年に引き続き、地球温暖化による影響を強く実感し、取り組みを加速させていく必要性が改めて浮き彫りになった年でした。

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2024-11-22
【環境コラム】地球の健康状態

 今年9月に地球の健康状態を診断した「プラネタリー・ヘルスチェック」の結果が公表されました。
 この診断は、地球環境に人間による影響などが加わってももとの状態に戻り、安定した状態を保てる境界線を示した「プラネタリー・バウンダリー」という考え方で行われたものです。今年9月の診断結果では、地球環境にとって重要な9つの項目のうち、6つが既に境界線を超え、7つ目もまもなく超えるところまで来ているとされました。

境界線を超えている項目 気候変動
新規化学物質
生物地球科学的循環
(窒素やリンの循環)
淡水の変化
土地利用の変化
生物圏の一体性
境界線をまもなく超える項目 海洋酸性化
境界線を超えていない項目 成層圏オゾン層の破壊
大気エアロゾルによる負荷


 これと関連する指標として、6月24日の環境コラムで「エコロジカル・フットプリント」を紹介しました。これは、私たちが消費する資源の生産や排出するCO2の吸収などに必要な生態系サービスの需要量を地球の面積で表したものです。2022年時点で、この需要量が環境収容力の1.7倍に達しており、将来世代の資源(資産)を先食いしているといえます。
 これらの問題は、もはや一部の国や地域だけの問題ではありません。将来世代に豊かな地球や資源(資産)を残すために、一つひとつの企業・事業所ができることを考えていく必要があります。

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2024-11-14
「地球温暖化防止月間キャンペーン」のお知らせ

 平素より中央エコアクトにお取組みいただきありがとうございます。冬の省エネ活動の促進を図るため、地球温暖化防止月間に合わせて令和6年12月1日から同月31日まで「地球温暖化防止月間キャンペーン」を実施いたします
 
期間中、参加者の皆様は対象の省エネ活動を行うと、最大2倍のポイントを獲得することができます!
詳しい内容はチラシをご覧ください。
※6月に行いました「環境月間キャンペーン」の内容と異なりますので、ご注意ください。
引き続き中央エコアクトをよろしくお願いいたします。

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2024-10-25
【環境コラム】サステナブルファッション

 9月30日の環境コラムで「エシカル消費」を紹介しました。これは、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことです。
 このような消費行動のなかで、近年「サステナブルファッション」という考え方が注目されています。
 現在のファッション産業は、大量生産・大量消費を前提としたビジネスモデルとなっており、当然、廃棄される衣服の量も膨大になっています。そのため、製造に必要な資源やエネルギーの増加、廃棄物の増加など、環境負荷が非常に大きい産業と指摘されるようになりました。このような背景から、衣類の製造から廃棄されるまでの環境負荷を減らすことを意識した「サステナブルファッション」という考え方が注目されているのです。
 環境省のアンケート※によると、約4割の方が「サステナブルファッション」に関心を持っている、又は具体的な取り組みを行っているそうです。このような取り組みをする消費者は今後ますます増えていきますので、ファッション産業に関わる事業所の皆さまは、改めて自社が環境や社会に与えている影響を振り返り、環境や社会に配慮した経営に挑戦してみましょう!

【サステナブルファッションの取り組みの例】
1.本当にその服が必要かどうか、もう一度よく考えてみる
2.長く着ることができるものを買う
3.処分するときのことも考えてみる
4.買うと決めたら服のストーリーにこだわる
5.カスタムメイドでの購入を考えてみる
6.バザーやフリーマーケットなどで古着を買う
7.レンタルサービスを利用する
8.メーカー売れ残り在庫販売での購入も考えてみる
9.大事に使い長持ちさせる
10.マイクロ・プラスチックを流出させない
11.お直しやリペアで長く着られるようにする
12.家族や友人同士で着まわす
13.買取店、バザー・フリーマーケットを活用する
14.お店などでの古着の回収サービスを利用する
15.寄付する
16.リメイクを楽しむ
17.どうしても使い道がない場合には資源回収に出す
18.自宅のクローゼットやワードローブを確認して、不用な服は定期的に処分・有効活用する
出典:サステナブルファッション習慣のすすめ(消費者庁 WEBサイト)


出典:SUSTAINABLE FASHION これからのファッションを持続可能に(環境省 WEBサイト)
   ※アンケートの詳細も確認できます。

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2024-09-30
【環境コラム】カーボンフットプリントとエシカル消費

 「カーボンフットプリント」とは、商品やサービスの原料調達から加工、運搬、廃棄等までのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガス排出量を二酸化炭素(CO2)の量に換算して分かりやすく表示したものです。直訳すると「炭素の足跡」となります。
 例えば、缶飲料であれば、原材料となる砂糖キビの栽培や、アルミ缶の製造、内容物の製造時の電気の使用、商品輸送時の燃料の使用、廃棄・リサイクル時の処理過程など、あらゆる工程で温室効果ガスが排出されます。
 このため、地球温暖化を防ぐためには、商品を作ったり、サービスを提供したりする際、「カーボンフットプリント」を小さくすることが重要です。
 消費者が、このような商品やサービスを選択する消費行動の一つに、「エシカル消費」という考え方があります。これは、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことです。このような消費行動をとる消費者は今後ますます増えていきますので、改めて自社が環境や社会に与えている影響を振り返り、環境や社会に配慮した経営に挑戦してみましょう!

【環境に配慮した消費行動の例】
・レジ袋の代わりにマイバッグを使う
・資源保護の認証がある商品やCO2削減の工夫をしている商品を購入する
・マイボトルを利用する
・食品ロスを減らす
・電球を省エネLEDに交換する
・地域のルールに沿ったゴミの分別を徹底する
出典:消費者庁エシカル消費特設サイト


出典:エシカル消費リーフレット(消費者庁)

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